サプリメントって本当に効果があるの?

サプリメントって本当に効果があるの?

よくこんな質問を頂くことがあります。

結論としては、効果はありますが、食事でバランスよく栄養素を摂取するのが一番です。

厚生労働省が定める健康に影響を及ぼす栄養素として、タンパク質、脂肪酸、炭水化物、食物繊維、各種ビタミン、ミネラルと、大きく分けてもこれだけ多くの種類をバランスよく摂取しなければなりません。

厚生労働省 日本人の食事摂取基準より引用

しかしながら、現代社会において価格や手間、ライフスタイル等を考えると、常にバランスよく食事で摂取するのは日常において困難です。小学校の給食のように栄養士さんが食事を管理してくれればよいですが、一般家庭ではそうはいきません。毎日魚を食べ、野菜を食べ、大豆を食べるのは口で言うのは簡単ですが、実行するのは容易ではありませんよね。

その改善の為に生まれたのがサプリメントです。サプリメントは英語で”補う”という意味ですが、その名の通り食事で足りない栄養をサプリメントで補うのが役目なのです。またサプリメントは特定の栄養素を錠剤やカプセルに凝縮したものですから、当然その栄養素が持つ効果は身体に影響を及ぼします。ビタミンCは肌を綺麗にしますし、亜鉛は味覚を正常に保つのに使われたりします。

だからといって、あるサプリメントを大量に摂取したからと言って、それらの効果が増大するものではありません。例えばコラーゲンを摂取すれば肌が綺麗になると言われておりますが、コラーゲンはタンパク質として身体のあらゆるところに吸収されるので、お肌まで届き、直接期待した効果を得るのはほんの少しという事も考えられます。加えて大量摂取による悪影響もあります。

ですが 厚生労働省が定めている通り 、最初に述べた栄養素が不足すると、それは健康に影響を及ぼします。肌、髪の毛、骨、味覚、疲れ、成長の妨げなどです。また、美容も健康の上に成り立つものですから、美容のためには健康が必要ですし、健康のためには栄養が必要となります。そして栄養の為には食事が必要ですが、最後に足りない栄養をサプリメントとして補給するのが良いのではないでしょうか。

栄養素が含まれているサプリメントは効果がありますが、それには適性量が存在し、過剰な効果を期待せずに健康を保つのに利用する事が良い方法と思います。